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「イオン」は、千葉県千葉市に本社を置く、大手流通グループ「イオングループ」を統括する持株会社です。
2014年2月末の時点で「イオン株式会社」とグループ企業を合わせ、約300の企業で構成する日本最大級の流通グループとなっています。
過去に会社更生法適用を申請した「ヤオハンジャパン」や「マイカル」、そして産業再生法適用を申請した「ダイエー」の再建に携わるほか、地場スーパーマーケットやドラッグストアなどとの提携を盛んに行うことにより、現在も事業の拡大が続いています。
イオンの株主優待は、100株以上持っていると「イオンオーナーズカード」という株主優待カードが届きます。(新規で優待権利を手に入れたときだけ)
イオンオーナーズカードはイオングループでの買い物をしたときにキャッシュバックを受けられたり、割引特典があったり、とても便利な株主優待ですよ。
個人的にはすべての株主優待の中でもトップクラスにおすすめだと思っています!
メインの優待内容になるのがキャッシュバックです。
保有株数に応じたキャッシュバック率は以下の通り。
保有株数 | キャッシュバック率 |
---|---|
100〜499株 | 3% |
500〜999株 | 4% |
1,000〜2,999株 | 5% |
3,000株以上 | 7% |
100株持っているだけで、3%キャッシュバックになるのは大きいですね。日常的にイオン系のお店を使っているなら、家計が大きく助かると思います。
毎月20日・30日のお客さま感謝デーのときは、通常の5%割引があったあとの金額に対してキャッシュバックされますよ。
▼ちなみにイオンオーナーズカードは以下のような感じです。番号と名前が書かれています。
▼また、イオンの株主優待は家族用のカードも送られてきますよ。
イオンオーナーズカードがもらえるのは最初の1回だけです。ずっと株を保有している場合、なくさないように気をつけましょう。
とはいえ、万が一なくしたり磁気不良になった場合には以下の番号に問い合わせると再発行ができます。
また、イオンの株を3年以上継続して持ち続けていると、毎年2月末時点の権利確定日ごとにイオンギフトカードがもらえます。
1,000株以上持っていないともらえませんが、たくさんの株を長期保有しているとさらにメリットがありますね。
ちなみに3年以上というのは、2月末・8月末時点の株主名簿に同じ株主番号で7回連続で名前が載ったという意味になります。
保有株数 | 金額 |
---|---|
1,000〜1,999株 | 2,000円 |
2,000〜2,999株 | 4,000円 |
3,000〜4,999株 | 6,000円 |
5,000株以上 | 10,000円 |
イオンモールの株主優待とイオンの株主優待は内容が違います。
イオンモールの株主優待や配当金の情報はこちらにまとめていますよ。
イオンオーナーズカードで3%以上のキャッシュバックがあると紹介しましたが、そもそもどこのお店で使えばキャッシュバックになるのかが気になるかと思います。
以下で対象のお店を一覧にしましたので、普段使っているお店がないかチェックしてみましょう。
▼イオンの株主優待が使える店
一覧にしてみると、意外と多いですよね。イオン以外のスーパーでもキャッシュバック対象のところが多いです!
ファッション系のお店や書店でもキャッシュバック対象になっているところがあります。
オーナーズカードは他の割引との併用ができます。
お客様感謝デーの5%割引とも併せて使えるので、20日と30日を狙ってお買い物に行くのも良いですね。
また、オーナーズカードを提示してWAONやイオンカードで支払えば、キャッシュバックが受けられるうえにポイントも貯められてお得ですよ!
イオンの株主優待で届くイオンオーナーズカードはキャッシュバックだけでなく他にもお得な使い方がたくさんありますよ。
それを知っているかどうかだけでイオンの株主優待の価値が変わってくると思います。
キャッシュバック以外でお得になるサービスは主に以下の通りです。
2023年2月現在は中止しています。今後再開されるか完全に廃止になるかは、今のところ不明です。
イオンの株主優待の大きな特典の1つがイオンラウンジに入れること。
イオンモールなどに入っているイオンラウンジは、特別な条件を満たさないと入れないのですが、イオンの株主優待であるオーナーズカードを持っていれば受付で提示すれば入れますよ。
イオンラウンジは、1組あたり4人まで利用できるため、家族で使いやすいです。
日本全国のイオンラウンジが使えるため、普段住んでいるところだけでなく、出張や旅行で出かけたときにもイオンラウンジを気軽に使えますね。
イオンの株主優待は映画館のイオンシネマでも使えますよ。
なんと、イオンシネマの大人・大学生・高校生料金が1,000円、中学生以下は800円と格安価格で映画を見れます。
通常だと1,800円ぐらいするので、かなり割引されますよ。
イオンシネマは割引方法が多い映画館ではありますが、ここまでの割引率のものはそうそうありませんので、さすが株主優待といったところですね。
料金の割引だけではなくて、イオンの株主優待のおかげで、売店で使えるポップコーンやドリンク引換券のどちらか1枚がもらえます。
他の割引とは併用できませんが、イオンシネマを使う場合は十分すぎるぐらいの特典ですね!
イオンの株主優待のオーナーズカードはイオングループのお店で提示すると、会計時に割引になるところがあります。
3%・5%・10%割引のお店がそれぞれあり、知っているかどうかだけで節約になるため、もし対象のお店を使おうとしている場合はオーナーズカードの提示を忘れないようにしてくださいね。
10%割引のお店はイオンイーハートグループの以下の店舗になります。
5%割引のお店は以下の通り。
3%割引になるお店は、イオンコンパスの旅行カウンターやコールセンターになります。
イオンの株主優待のオーナーズカードを使って買い物していると、あとでキャッシュバックになるのですが、それは自分でキャッシュバック手続きしにいかないといけません。
ちなみに、キャッシュバック対象になる時期は年2回で区切られています。
それぞれ返金できる時期も決まっていますよ。
イオンオーナーズカードで実際にキャッシュバックしてもらったことがあるので、どんな流れだったのかをまとめました。
時期が来ると、キャッシュバックの案内が届きます。そこに今回キャッシュバックになる金額が書かれていますよ。
▼以下の写真のような感じですね。「ご押印欄」に印鑑を押しておきましょう。
▼キャッシュバック対象の金額と買い物したときの明細もわかります。普段の買い物でどれぐらいお得になっているのかがわかっていいですね。
▼キャッシュバック対象店舗に行き、サービスカウンターで手続きしてもらいましょう。
手続きが終わると、その場で現金がもらえました!
これはうれしいですね。
イオンの株主優待であるオーナーズカードを手に入れた場合、有効期限があるかどうかも気になるところだと思います。
イオンの株を持ち続けている限りは有効期限がありません。
問題はイオンの株を売却したときですね。
キャッシュバック対象になる時期は年2回と紹介しましたが、イオンの株の権利確定日が2月と8月になっているため、そのときに100株未満だった場合はオーナーズカードがその後使えなくなります。
8月末に100株持っていてオーナーズカードを手に入れたけど、9月1日にはもう売却してしまっていた場合、オーナーズカードの有効期限は翌年2月末になりますね。半年間使えるという感じです。
イオン株の権利確定日は年に2回あり、それぞれ2月末と8月末です。
新しくイオンの株を買った場合は、権利確定日から約1ヶ月後に株主優待の案内書が届きます。
案内書に従って必要な手続きを済ませた後、さらに約1ヶ月後にイオンオーナーズカードが届きますよ。
そのため、早くて約2ヶ月かかると思ってください。
また、半年ごとに期間中のお買物状況を記した明細書と「株主ご優待返金引換証」が送られてきます。こちらはキャッシュバック手続きするために必要になりますよ。
既にイオンオーナーズカードを持っている場合は、新しく届くことはありません。
あと、長期保有特典のイオンギフトカードは、毎年5月下旬ごろに届きます。
イオンの株主優待はとても人気のため、クロス取引で取得しようと思われるかもしれませんね。
ただ、イオンの株主優待はずっと持ち続けることでよりメリットがあるものになるため、わざわざクロス取引で取得するのは個人的にはおすすめしません。
長く持っていれば、イオンオーナーズカードも持ち続けることができますからね。
イオンでは、株主優待だけでなく配当金も毎年出ています。
2022年2月の配当性向は468.1%です。
過去数年の配当金履歴を一覧にしてみました。
決算期 | 年間配当金 |
---|---|
2022年2月 | 36円 |
2021年2月 | 36円 |
2020年2月 | 36円 |
2019年2月 | 34円 |
2018年2月 | 30円 |
2017年2月 | 30円 |
2016年2月 | 28円 |
ここ数年は、1株あたりの配当金が増える傾向にありますね。
イオンの配当金は年に2回振り込まれます。2月末が期末・8月末が中間です。それぞれ5月と11月に入金されますよ。
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