東日本旅客鉄道は、東京都渋谷区に本社を置く、旅客鉄道会社です。
「JR東日本」という通称のほうが、馴染みがあるかもしれませんね。
JRグループの中で最も企業規模が大きく、関東〜東北地方を営業エリアとしています。
新幹線では「東北新幹線」や「上越新幹線」「北陸新幹線」の一部。そして在来線では主に、「JR山手線」や「JR横浜線」「JR武蔵野線」などが運営路線となります。
ちなみに勘違いしやすいのですが、東京駅〜新大阪駅を結ぶ「東海道新幹線」は、東海旅客鉄道(JR東海)の運営路線ですよ。
そして鉄道事業のほかにも、「ルミネ」や「アトレ」をはじめとした駅周辺のショッピングセンターの運営や、「東京ステーションホテル」などのホテル事業、さらには「サピアタワー」をはじめとする駅周辺のオフィスビルを運営しています。
このページでは、そんな東日本旅客鉄道の株主優待について詳しく説明していきますね。
東日本旅客鉄道の株主優待の特徴と使い方
東日本旅客鉄道の株主優待は、100株以上でもらうことができます。優待の内容は大きく分けて以下の2種類です。
- 株主優待割引券
- 株主サービス券
株主優待割引券は、東日本旅客鉄道の路線で利用できる運賃および料金の割引券で、株主サービス券は、東日本旅客鉄道グループの10の店舗や施設で利用できる割引券ですよ。
保有株数によって内容が異なるので、一覧にして詳しく見ていきましょう。
保有株数 | 発行枚数 |
---|---|
100株~1,000株 | 100株ごとに1枚 |
1,000株超~10,000株 | 10枚+1,000株超過分200株ごとに1枚 |
10,000株超~20,000株未満 | 55枚+10,000株超過分300株ごとに1枚 |
20,000株以上~50,000株未満 | 100枚 |
50,000株以上~100,000株未満 | 250枚 |
100,000株以上 | 500枚 |
100株以上の保有で、東日本旅客鉄道の運賃および料金が20%割引になる株主優待割引券が1枚もらえますよ。
割引の対象となるのは路線内の普通片道乗車券と片道の特急券、急行券、グリーン券、座席指定券で、定期券や回数券、Suicaは割引の対象外になります。
株主優待割引券は同時に2枚まで利用することができ、そうすると最大40%割引でJR東日本の路線を利用することができるんです。
そしてもちろん、基本となる運賃および料金が高いほど割引額も高くなるので、JRの東日本の新幹線で利用すると、この優待を最大限に活用することができるでしょう。
JR東日本で株主優待券を利用する具体的な方法については、こちらのページをぜひ参考にしてください。
[ilink id=”4129,24001″ eyec=”1,1″ midashi=”株主優待券の使い方”]
さらに100株以上の保有で、もう一つの優待である株主サービス券がもらえますよ。
具体的には、東日本旅客鉄道グループの以下のような割引サービス券になっています。
- JRE POINT引換券(500ポイント) 1枚
- 鉄道博物館入館割引券(50%割引) 2枚
- 東京ステーションギャラリー入館割引券(50%割引) 2枚
- 宿泊割引券(宿泊20%割引券・宿泊10%割引券) 各3枚
- レストラン・バー割引券(10%割引) 3枚
- 駅レンタカー割引券(20%割引) 3枚
- GALA湯沢スキー場 リフト割引券・レンタル料金割引券(20%割引) 各3枚
- 車内販売コーヒー割引券(100円割引) 3枚
- ベックスコーヒーショップ・ベッカーズ ドリンク割引券(100円割引) 3枚
- リラクゼ 料金割引券(15%割引) 3枚
なお、これらの割引券は、他の割引制度との重複適用はできないのでご注意ください。
ちなみに、1,000株以上を保有している株主には上記に加え、JR東京総合病院の人間ドック料金割引券(10%割引)ももらえますよ。
金券ショップやオークションでも入手可能
東日本旅客鉄道の株主優待割引券を手に入れたい場合は、金券ショップやヤフオク!などのサイトでも販売されていますよ。
ちなみにヤフオク!では、株主優待割引券の2枚綴が4,500円前後の価格で取引されているようです。
もし、東日本旅客鉄道に乗車する機会が多いのであれば、株主優待割引券があることで節約になりますよ。
逆に東日本旅客鉄道の株主優待割引券を持っているけど、使い道がなくて困っていてるのであれば、金券ショップやヤフオク!で売ってみるのがいいと思います。
東日本旅客鉄道の株主優待はいつ届くの?
権利確定日は3月末で、優待到着は5月下旬ごろになる予定です。
株主優待割引券および株主サービス券の有効期限は、6月1日から翌年5月31日までの1年間となります。