減配とは、会社が株主に支払う配当金を減らすことです。
一般的に減配は会社が業績不振であるときに実施されるため、投資先の良し悪しを判断するポイントともいえます。
このページでは、減配の基礎知識を詳しく説明していきますね。
このページの目次
減配とは?
減配(げんぱい)とは、会社が株主に支払う配当金を減らすことです。
会社の業績悪化を理由に行われる減配が多いため、今後の業績に対する不安から減配直後は株価が下がる傾向にあります。
配当の種類 | 概要 |
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普通配当 | 会社から株主に支払われる一般的な配当 |
記念配当 | 創立○○周年、上場○○周年などの記念として、普通配当へ一時的に加算される配当 |
特別配当 | 業績好調や特別利益の発生を理由に、普通配当へ一時的に加算される配当 |
減配する会社の特徴
減配が懸念される会社の特徴はいくつかありますが、簡単に確認できるものは以下の2つです。
- 売上高が減少傾向
- 配当性向が高水準
会社のホームページなどから財務情報を見たとき、もっとも簡単な判断材料となる要素は売上高です。
配当金は会社の当期純利益から捻出されます。そのため、売上高が減少傾向にあるなら配当金の維持は難しくなるものと予想できるのです。
あわせて「配当を増やせる余力」ともいえる配当性向にも注目しましょう。
以上を考慮すると、売上高が減少傾向になっており、配当性向が高水準にある会社は減配が懸念されます。
用語 | 概要 |
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当期純利益 | 会社の売上から諸経費や税金を差し引いた実質的な利益 |
配当性向 | 会社が当期純利益の何パーセントを配当に充てているのか示す指標 |
なお、日本企業の配当性向は以下のような分布になっているため、配当性向を参照するときは「20%以上30%未満」を1つの目安としてみてくださいね。
さいごに
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